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真砂土舗装をする前に基盤の確認!

土系舗装は歩行者に対して安全で快適な歩行性を確保するとともに、親しみ、潤いあるいは躍動感を感じさせるアメニティを与えることができます。

よって、多くの場所で土系舗装にされるところが増えています。

しかし、土系舗装がアスファルト舗装やコンクリート舗装と決定的に違うところは、土系舗装には透水性がありますが、一般的なアスファルト舗装やコンクリート舗装には透水性がありません。つまり、一般的なアスファルト舗装やコンクリート舗装は、路面に滞留する雨水を積極的に道路の側構等へ排水する仕組みになっているので、透水性は重要視されません。その為、アスファルト舗装やコンクリート舗装に慣れている方が土系舗装を同じ方法で工事されると不具合が起きることがあります。

透水するということは、排水路などの負荷を軽減するなどのメリットなどがあり、いい面も多いのですが、土舗装の中に水が滞留し、溜まった水が土の硬化を遅らせ、固化不良を起こしたり、冬季には凍結して膨張し、破損するなど逆に不具合になる可能性が出てきます。

もちろん、透水性のあるアスファルト舗装やコンクリート舗装でも、寒冷地区であれば、同じような結果が生じ、凍結膨張で舗装を持ち上げたり、クラックや舗装の剥れなどで壊れていくといったことが起きます。

よって、土系舗装をする場合は、施工に先立ち、流水による侵食や凍害(霜柱)、路床軟弱のためのクラック崩壊などを避けるために、勾配や排水溝、路盤の設置を十分検討しておく必要があります。

●水の流入阻止⇒土系舗装は、普通の雨に対しては問題ありませんが、大量の水が流入してくると侵食で破壊されてしまうことがあります。また、水の流入は、固化不良や凍結の原因にもなります。よって、園路のように遊歩道部分が周囲より高く、両側に水が流れ込む構造になっていない限り、排水溝の設置をする方が適切です。

●水の滞留阻止⇒水が滞留すると凍結する以外に、コケが生えてきて表面が黒ずんでくる不具合が発生します。また、初期硬化の時期に水が流入すると含水比が多くなり、固化材が余剰水と一緒に表面に浮いてきて、下層の土系舗装がいつまでたっても固まらず硬化不良を起こすことがあります。

●水勾配⇒一般的には、水が滞留しないように排水勾配をつけます。もしくは、地盤の水はけを良くすることです。粘土質の路盤では透水せず、水勾配がないと表層と路盤の上に水が溜まって不具合を起こします。

 

どのような舗装をするにしても、凍結する地方では路盤の水はけをしっかりと考慮した上で施工する必要があります。
凍結する地方では土系舗装といった透水性舗装は不向きですが、だからといって路盤の施工の仕方しだいでは出来ないわけではありません。ご相談ください。