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土舗装の路盤

ジオベストの土系舗装における舗装構成の種類は、大きく分けて左の4つになります。

 

区分Ⅰ-1は、広場における舗装構成です。通常、広場は路盤を設置すると、路盤の上に透水した水が滞留しやすいので、下地転圧後、直接舗装材を敷き均しますが、路盤を設置する場合、暗渠排水などの工夫が必要になります。勾配がある坂などの場合、下地に固い路盤があると水を含んだ表層が滑って流されやすくなりますので注意しましょう。

区分Ⅱ-1~3は園路・遊歩道の舗装構成です。

歩行者のみの歩道の場合は、支持力のある均一な路床になるよう下地転圧を行い、直接表層を舗設します。

しかし、自転車が通るなど、支持力をアップさせようとする場合、路盤を設置します。

歩行者のみの歩道に路盤を設置しない理由は、路盤(10㎝)の上にジオベスト土系舗装をした場合と路盤を設けず直接路床の上に舗設した場合を比較してみると、当然「路盤あり」の方が高い支持力が得られるはずですが、歩行者のみの歩道であれば、路盤の存在効果があまり発揮されないので不要です。路盤を設置する場合、片勾配または両勾配で水の排水に気を付けましょう。

尚、寒冷地では、路盤の設置が凍害予防に効果があることがわかっており、歩行者のみの歩道でも路盤(ただし、再生材は不可。バージン材を使用してください。)を設置した方がいいといえますので、施工地域によって設置するかどうかのご判断をお願いします。

 

実は、自転車・歩行者のみの歩道の場合の路盤材は切込砕石(C-30)を奨めておりますが、国土交通省からはリサイクルの促進の観点から透水性舗装の路盤材料には再生路盤材の使用が望まれております。

しかし、再生路盤材の中でコンクリート系の材料は、自硬性を有するため、長期供用により透水機能が低下し、土系舗装に不具合を起こす可能性があり、路盤と表層の間に水が溜まり、排水不良になり、水が逆流して表面に染み出してきた(真砂土の毛細管現象)というケースや路盤が透水しないことによって、水の滞留で土舗装が固く脆くなったり、滞留によるカビの発生するということがありました。よって、弊社では、クラッシャランの使用をお奨めしています。ただし、道幅の狭い園路や遊歩道の場合は、横断勾配を設けて排水性を高めれば、再生クラッシャランも使用できます。その場合、縁石ブロックに排水を促進させるための穴を開けるなどの工夫をしてください。

最悪の場合、透水しない路盤の上に溜まった水が凍結し、凍害になるということもありますので、路盤材選びには注意が必要です。よって、クラッシャランは、「透水性あり」。再生クラッシャランは、「透水性なし」と判断されている自治体もあります。

土舗装は、透水性舗装なので、路床や路盤も透水性を持つことが前提となります。路盤に透水性の高い材料を用い、場合によっては路床と路盤の間に透水性を高めるフィルター層(砂など)を挟むことが有効とされています。

 

 管理車両(4t車)が通行する場合、路盤の厚みは15cmにします。一般的には、切込砕石(C-40)ですが、10t車の乗入れがある場合は、粒度調整砕石(M-30)を使用します。