真砂土舗装は、「セメント系固化材」「石灰系固化材」「樹脂系固化材」「マグネシウム系固化材」などを使用して真砂土を固めます。
土の粒子そのものは接着剤にはならないので、これらの固化材が水と反応して接着剤の役割を果たします。よって、固化材に何を使用するかが、真砂土舗装の違いになります。
ジオベストやジオロックは、「マグネシウム系」になります。重金属類を含まないので、六価クロム等の溶出検査が必要ありません。
また、pHも弱アルカリ性なので、中性域にある固化材として、生物や農作物などへの影響がないことから、環境配慮型商品または、環境保全型商品とも呼ばれています。
ジオベストやジオロックは、どのような土とも混合出来、固化、防草材料として使用できるので、真砂土舗装材というより土舗装用固化材、土壌改良材として販売をしております。よって、これらには「土」が含まれておりません。
環境にとっていい商品であることは、コストが高いというイメージがありますが、
(1)土は現地対応なので固化材のみ運搬すればいいことから、運搬コストの低減化とCO2の排出抑制が図れます。
(2)重金属類を含まないので、プレミックス(事前に混合し、パック詰めにすること)にする必要がなく、大量混合ができます。
この違いがコストパフォーマンスを大きく変えることになります。
確かに混合する手間が必要という欠点はありますが、土系舗装とはいっても用途は園路だけではなく、目的も舗装、防草や土の流失防止、土壌改良などさまざまなので、固化材の配合比を変えるだけで、利用範囲が広くなるメリットの方が大きいといえます。
何よりこれまでの土系舗装に比べてコストが安くつきます。
土系舗装は高いというイメージから身近な土系舗装を実現でき、さらに環境にもやさしいとなれば、お試しいただけると思います。
それにはジオベストやジオロックはどういった特徴があるかをご理解していただく必要があります。
それさえクリアできればけっして難しい材料ではありません。