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酸化マグネシウム系固化材「ジオベスト」

・NETIS登録番号   KT-050012-A(舗装工/特殊舗装工)   2005年7月に登録されました。

                           KT-060104-A(道路維持修繕工/道路防草工)    2006年4月に登録されました。

                           ※NETISは、国土交通省 新技術情報提供システムのことです。

                           ・土系舗装は、従来のセメントや石灰に代わる酸化マグネシウムが主成分になること、現地発生土を

                              使用した固化も可能になること。

                           ・雑草防止については、土壌内の養分を封鎖してしまうため、飛来してくる雑草種子や下層土内種子

                              の発芽・生長を長期的に防止する。

・IT's(新技術データベース)   A-06034(ジオベスト防草)   B-06034(ジオベスト土舗装)   2007年1月に登録されました。

■特徴

酸化マグネシウム系土舗装固化材です。

・弱アルカリ性なので、人体・植物・昆虫への負担がありません。

・国が定める(基準34品目)溶出試験をすべてクリア―しており、六価クロムなどの重金属類を含んでないので、土壌汚染がありません。

・弱アルカリ性であり、成分が肥料と同じなので建設廃材にはならず、残土はリサイクルできます。

・土に含む養分(窒素・リン・カリウム)を不溶化することで雑草の発芽を抑え、防草効果があります。

・日本のすべての土質を固化できるので、現地土をリサイクルして使用できます。

・透水性・保水性があり、表面温度が低いので、ヒートアイランド対策になります。

■荷姿 120kg入り

■固化のしくみ

酸化マグネシウムが土壌中の水分に反応して、水酸化マグネシウムになり、さらに空気中の二酸化炭素と反応して塩基性炭酸マグネシウムを形成します。これが土粒子同士の接着をもたらします。しかし、実は空気中の二酸化炭素はわずかなので、時間をかけて吸収していきます。大量の二酸化炭素を改良土に吸収させる実験を行うと、短時間で強度が増すことが分かっています。さらに改良土は、土のシリカやアルミナと反応して硬化が促進されます。これにより長期間にわたり低アルカリ域で耐久性のある硬化物が生成され固化します。

つまり、酸化マグネシウム系固化材「ジオベスト」の使用が増えるほどCO2が減っていくことになりますが、今後はいかに製造段階でエネルギーの使用を減らす(カーボンニュートラル)かがカギとなっています。

 

■土舗装施工手順

①施工場所・材料土の確認→舗装材の配合設計

②施工場所の下地整正・水勾配

③舗装材の混合:プラント形式、現場用小型ミキサー、トラクター・耕運機やバックホーでの混合、人力混合のいずれの方法でも可能ですが、混合不良が起きないように材料土をよく乾かしてから混合します。ミキサー・生コンプラント等で混合する場合、適正含水比で混合します。

④敷き均し:施工する場所に舗装材を運び、フィニッシャー、トラクター、ブルドーザー、人力によるレーキやトンボで敷き均し・不陸修正を行います。

⑤転圧・散水:振動コンパクター、振動ローラ、グラウンド整備用ローラなどを使って転圧を行いますが、端部はハンドバイブレーター、ダンパー、木たこなどを用います。転圧後に散水を行います。

⑥養生:通常、3日程度シート養生。冬場は養生マットなどで凍害対策を行います。

■舗装構成 

ジオベストの土系舗装における舗装構成の種類は、大きく分けて左の4つになります。

一番上の「区分Ⅰ」は、広場の舗装構成になります。基本的に、広場は下地転圧をした後、表層を設置します。路盤を入れる場合は、車の侵入が予想される場所に限ります。その場合、表層を浸透した水が路盤の上に滞留しないように暗渠排水などで排水対策を行ってください。よって、広場は園路と異なり、路盤を入れない方が安心して施工できます。しかし、凍上が発生する地域では路盤は遮断層になり有効です。

「区分Ⅱ-1~3」は、園路・遊歩道の舗装構成です。

歩行者のみの歩道の場合は、支持力のある均一な路床になるよう下地転圧を行い、直接表層を舗設するので、路盤は設置する必要がありません。

しかし、自転車が通るなど、支持力をアップさせようとする場合、路盤を設置します。

歩行者のみの歩道で、路盤を設置しない理由は、路盤10㎝)の上にジオベスト土系舗装をした場合と路盤を設けず直接路床の上に舗設した場合で、比較すると、当然「路盤あり」の方が高い支持力が得られるはずですが、歩行者のみの歩道であれば、路盤の存在効果があまり発揮されないからです。一方、管理車両が通行する歩道では、路盤の厚を15㎝厚にして、支持力を高めます。特に注意が必要なのは路盤を入れると透水性が悪くなるので、片勾配や横断勾配で水の排水で水を逃がす工夫をしてください。主に使用する真砂土は毛細管現象で水を吸い上げますので、注意しましょう。

 

尚、寒冷地では、路盤の設置が凍害予防に効果があることがわかっており、歩行者のみの歩道でも路盤(クラッシャラン)を設置した方がいいといえます。

 

土舗装は、透水性舗装なので、路床や路盤透水性を持つことが前提となるため、路盤透水性の高い材料を用いてください。再生クラッシャランは、コンクリート系の材料が含まれていると、透水機能が低下しますので、路盤材料に再生材の使用はしないよう注意してください。ただし、道幅が狭い園路・遊歩道の場合は、横断勾配を設けて、水をコントロールすれば、再生クラッシャランでも大丈夫です。

■施工手順

施工方法は、場所・環境条件に応じて、さまざまな方法がありますので、ご相談ください。

注意:ミキサーや生コンプラントで混練をする時の含水比は8~10%にしてください。水を多めにすると、作業はやり易くなりますが、水が多いとモルタル状になりひび割れの原因となります。強度を出すためには、散水は適正含水量の範囲内に抑えて転圧を充分にすることが重要です。

■防草のしくみ

①土壌の固化・・・土壌を固化することによりジオベストで改良した下部からの雑草を抑えます。

②養分不溶化・・・植物に必要な養分を不溶化することで、雑草の発芽を抑えます。

③長期抑止・・・・炭酸化にいたるまで長期間防草効果が維持できます。

■防草処理施工手順

①雑草等の除去

②ジオベストとの混合:現地土と混合する場合、ジオベストを開封して均一に撒き、耕運機で攪拌・混合する方法と、現地土を鋤取って集め、ジオベストと混合した上で、再度敷均して転圧する方法があります。植樹帯の防草は、新しい真砂土とジオベストを混合したものを植樹の間に撒き、足で踏み固めます。

③散水:最後は散水で完了です。

■仕上がり厚

土舗装系の表層の厚みの考え方は、アスファルト舗装要領では、加熱アスファルト混合物の場合、34㎝、コンクリートの場合7㎝又は10㎝。土地改良設計基準「農道」の加熱アスファルト混合物の場合、4㎝となっておりますが、これらと比べると表面の粗度、団結強度が異なるので、耐久性を考慮して5㎝以上としています。

■価格

施工場所・状況・施工方法によって金額が変わりますが、ジオベスト15%の配合で、仕上がり厚5㎝の土舗装の歩掛りは、㎡当り4600円~。防草の場合の歩掛りは、㎡当り2000円~になります。詳しくはお問い合わせください。

 

●ジオベストについての詳しい内容は、弊社の下記のページでご確認ください。

http://www.geosupply.co/

もしくは、㈱武井工業所 営業支援部 開発推進課までお問い合わせください。