ジオベストは大抵の現地土を固めることが出来ますが、土の種類によって、強度の発現が異なります。
つまり、シリカ、アルミナ、鉄等を含有する土(真砂土・火山灰土・黒ぼく土・赤土など)には相性がよく、細粒分のほとんどない砂(川砂・海砂)とは相性がよくありません。
しかし、東南アジア産砂は細粒分がほとんどなく硅砂状を呈していますが、強度が出ます。
特にラテライトは鉄分が多く含まれているので、真砂土よりも強度が出ました。
真砂土だけについていえば、同じ真砂土でも粘性土より砂質土の方が強度が出ます。その差は二倍以上あります。市販園芸用の真砂土も試してみましたが、相性は抜群によく、一番強度が出ました。
よって、ジオベストの土系舗装は、土質によって強度が変わりますので、現地土を使用される場合、事前に配合試験をされることをお勧めします。ジオベストは、酸化マグネシウムが水と反応して固まっていきますが、自硬性は、30~40%程度です。あとは、冒頭に書きましたが、地質に大きく左右されるので、このことによって、強度の差が出ます。
ちなみに、現地土を固める場合、透水性を高めるために砂を混合します。砂を混合することで土舗装の透水性が高まり、土の改良が出来ます。